光景ワレズ

KOUKEI-Warez photography

待機

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

クスコの宿で一晩寝て起きると、まだ頭痛が残っていた。高山病は寝ると呼吸が浅くなり再発することも多いらしい。一応、朝食のようなものを用意してもらったがあまり口にはせず、薬だけしっかりと服んで、予定通りマチュピチュへ向かう鉄道へ乗るため、駅までタクシーで向かった。 ぼくの行った時期は、鉄道の一部の路線が洪水で使用不能になったらしく、本当はクスコの郊外にある駅からマチュピチュまで行けるのだが一部を代行バスに乗ることになっていた。せっかくの鉄道なのに乗れる時間が短くなったのは残念だ。 実質的な列車の始発駅となるオリャンタイタンボまでは1時間くらいかかった。マチュピチュ行きの列車も1日10本近くあり、設備や料金などで変わってくる。自分の予約した列車を待っている間は、駅の土産売りを見たり、列車の準備を見たりして時間をつぶした。流石の世界的な観光地だけあって、駅には欧米人はじめ日本人のツアー客も少なくない。 ところでペルーはどこでも野良犬が多いようで、駅でも何匹も見かけた。結構でかいのもいて、でも蹴っ飛ばして追い払ったりする人もいてあまり愛されていない。日本だと猫はみかけるが、今どき野良犬は殆ど見かけない。たまーに吠えてくるのもいたけど殆どは大人しかったし、犬好きとしては本当にニヤニヤしてしまうところであった。 これも、そんな駅での列車待ちのひとコマ。