光景ワレズ

KOUKEI-Warez photography

心緒(5)

Leica MP / Voigtländer ULTRON 28mm F2 (HP5 PLUS)

【2013/7/29記す】 検査の結果が出た。この日は会社をすぐに出て、医院近くの喫茶店で妻と待ち合わせた。 結果は1/3200という、年齢平均の値よりもかなり低い確率の数値が出た。 (※補足すると、どこまで行ってもこの検査はこの表現なので、確定診断ではない。ゆえに可能性は「ゼロ」ではない) なんというか、もうこれでいいや、という気持ちになれた。不思議なもので、あとは何かあってもいいから無事で産まれてくれればいいと決意できた。都合の良い考え方か。卑怯なのか。端から見たら叩かれるのかもしれないが、当事者の正直な感情である。何の責任も無い立場から、感情に任せて言うだけの取るに足らないキレイゴトなご意見など知ったことか、という気分であった(結構、Yahoo知恵袋や大手小町などでは平気でこの手のことに対して安全地帯から撃ちまくってるやつが多いからね)。 というわけでここから、ぼくらの子に感情移入をしていくことにした。ここまでで何かあった場合、辛すぎるから「人間」となるべく考えないように感情をシャットアウトしていた。しかし初期に見た動画は虫みたいなにがフヨフヨ動いてるだけだったものの、この直近に見た動画は、もうきちんと「人間」だったのだ。これにはウッとなり心が揺らいだ。人間の定義、精神の定義、心の定義、それはどれもはっきりしていそうで曖昧なものだけど、確かにそこには人間がいるのだ、と感じた。