光景ワレズ

KOUKEI-Warez photography

高地

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

現像したフィルムを見ると、写真はいきなり旅行2日目のものから始まる。

もともとペルーまではざっくり24時間、移動にかかる。ただし時差の関係で順調にいけば同じ日に着く。 …はずなのだが、ロサンゼルスでペルー行きの飛行機がキャンセルとなり、足止めを食らってしまった。ホテルは航空会社が用意したのでそこにタダで泊まれるのだが、そんなものより限られた休暇を浪費するのが辛かった。ホテルも空港に近いので、逆に周りに何もなく、本当にほぼ部屋に閉じこもっていた。ペルー国内線飛行機を予約していたのでそれのキャンセルと、1日順延したことでの新たな飛行機の予約をiPhoneから必死にチマチマと操作していた。

翌日のペルー行きの便はちゃんと飛び(そもそも前日のキャンセルの理由も、おそらく人数が足りなかっただけに思える)、首都リマに到着するも、そのまま今度はクスコ行きの国内線に乗り換える。ただしリマ到着は現地時間で夜の2時くらい、飛行機は6時くらいという感じで、もう体内時計はメチャメチャである。 ネットはWi-Fiスポットもそこそこ整備されているが、Kindle 3Gを持って行ったおかげで特に契約なしでも一応のネット閲覧が3G回線ででき大変助かった。 そういう風に暇をつぶし、あまり眠れない感じで国内線にてクスコに飛んだ。 クスコは標高3000m以上の高地にあり、降りた瞬間、空気の薄さを感じ、寝不足も相まってこれはやばいかもしれない、と直感した。そして雲の近さを見て、ここは富士山並の高さがあるところなのだなあと納得した。